[徹底解説]中学受験定番のコアプラスの使い方[注意事項あり]

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

教材と眼鏡と時計

コアプラス 社会の正しい使い方や注意点についてまとめました。

  • コアプラスを使用しているが、成績が伸び悩んでいる。
  • もっと効率の良い勉強法が知りたい。
  • 中学受験の社会で、いい参考書が知りたい

以上の方はこの記事を読むと、社会の勉強法を間違えて無駄な時間を消費することは無くなります。

捕捉:記事の信頼性

簡単な自己紹介です。

大学時代から教育や塾業界と関わり、中・高社会科の教員免許を持っています。

現在は中学受験の塾で働いていて、講師歴は6年目になります。社会で偏差値25以上UPなどの実績もあります。

多くの生徒や保護者の方と関わってきた経験に基づいて記事を書こうと思います。

記事の内容です。

  • 1.コアプラスが優れている理由3つ
  • 2.コアプラスを使用するときの注意点
  • 3.コアプラスの使用方法

コアプラスが優れている3つの理由

まずは、コアプラスをオススメする理由を3つ紹介します。

多くの方が使っている定番の参考書なので、今更言うまでもないですが、一応優れている点を挙げるので参考にしてください。
*商品のリンクを一応貼っておきます。

 

1.高い網羅性

コアプラスの特徴はなんと言っても、高い網羅性です。

基礎的な範囲から応用まで、しっかりとまとめられているので現在のレベルを問わずオススメ出来る教材と言えます。

この教材を一冊丸ごと暗記できれば、知識的には難関校でも十分に戦う力が身に着きます。

学習の初めから、受験直前の最終確認まで常に活用することのできる教材なので、1人1冊は持っていて欲しいと思っています。

 

2.図や写真が豊富

意外に見落とされがちですが、図・地図や写真が載っている教材を選ぶことがとても大切です。

その点でも、コアプラスは優秀な教材です。

場所や特徴と用語を結びつけながら暗記する事ができるので、実際のテストに役立つ知識が身に付きます。

一問一答系の教材(暗記用の教材)で、ここまで資料が豊富な教材はありません。

他の教材と見比べてみると分かると思いますが、豊富な資料とコンパクトさを兼ねそろえたという点では、他の教材を圧倒的に上回っています。

 

3.インプットとアウトプットが同時に出来る

この点もコアプラスの特徴の1つです。

コアプラスでは、答えが赤文字で書かれているので、赤シートを使って隠しながら学習できます。

本一冊あればどこでも勉強する事ができるので、時間のない受験生には心強い味方になります。

例えば、塾などへの移動時間や待ち時間などの隙間時間に社会の暗記を進める事ができます。

書き込み式の教材だと、一定の時間を確保する必要であります。

そうなると、やはり算数や国語の学習が優先的になりがちです。

社会の学習には隙間時間の効率化が必要不可欠であり、そのためにはコアプラスが最適な教材と言えそうです。

暗記科目は繰り返す頻度が大切なので、コアプラスを使って何度も繰り返し学習してほしいと思います。

 

注意を示す看板

コアプラスを使用するときの注意点

次にコアプラスを使用する時の注意点についてお話します。

いくらオススメの教材であっても、全て完璧なものはありません。
その部分を隠さずに、お伝えします。

 

1.コアプラスのみで、問題が解ける訳ではない

コアプラスの網羅性の高さは先程お伝えしました。

そこでは、コアプラス一冊で”知識”においては難関校でも戦えると書きました。

しかし、受験全般に言えることですが「知っている=解ける」ではありません。
実際にインプットした知識を使う力を育てることは必要です。

その点では、コアプラス一冊では不安が残ります。

コアプラスの長所として、コンパクトにまとめられているという点があります。
これは逆にいうと、「1つの用語に対して1通りの問い方しかしない」ということです。

これだと、覚えたつもりでも問われ方が変わると答えられないという現象が起きます。

小学生にはその傾向は顕著です。

コアプラスを一通り学習して、過去問を解いたが思ったより結果が良くない。
回答を見ると、実は知ってる言葉なのに答えられなかった。

というケースが起こりやすいです。

これは1つの参考書のみを完璧にするだけでは回避できません。

別の問題集を使用して、演習量を増やす必要があります。

例えば、大手集団塾などでは同じ単語を別の問い方で繰り返し答えさせます。
そうすることで、実際に答える力が着くのです。

知識量としてはコアプラスで十分だが、実際に受験で点を取るためには問題演習の量を増やす必要があることを覚えておいて欲しいです。

 

 

コアプラスの使用方法

これからは、実際の使用法を5つ紹介します。

皆さんの常識とは少し違う部分もあるかも知れませんが、多くの生徒が実際に結果を出した方法です。

ただ、勉強法には絶対的な正解はないので、色々な方法を試しながら自分だけの最適な方法を見つける事が大切です。

*その他、勉強法に関する記事はこちら→https://koko-koko-a-mondo.com/junior-high-school-entrance-exams-1/

1.問題文もしっかり読む

コアプラスは問題文にも大切な用語が書かれています。

例えば、

Q.平清盛が整備した、現在の神戸港に当たる港をなんというか?

A.大輪田泊

という問題がコアプラスに載っています。

これが頻出の問いだと思います。

しかし、実際の入試では

Q.大輪田泊を整備した人は誰か?

A.平清盛

Q.大輪田泊の現在の位置を選びなさい

A.神戸港を選ぶ

という聞かれ方をされる事も多いです。

つまり、コアプラスの”問い”の部分が答えになっているのです。

これを全て暗記しようとすると大変ですが、しっかりを問題文を読む癖を付けておくと、自然を文章ごと暗記できていきます。

回答だけではなく、答えも重要であるということを覚えておいてください。

また、繰り返し問題集を解くと、回答を順番に覚えてしまうという悩みがあります。

そんな時は問題集を変える事も有効です。

しかし、僕は回答を順番に場所で覚えても良いと思っています。

重要なのは、回答のみではなく問題文ごと暗記してしてしまう事です。
回答を覚えたとしても、最後まで問題文を読んでから答える癖をつけば、何度も繰り返して解くことの意味は十分あります。

 

2.質より量

これは、全ての暗記教材に言える事だと思います。

絶対に一度で完璧に覚えることを目指さないことです。

全力で暗記を行いますが、一度で覚え切れるほど人間の暗記力は優秀ではありません。

完璧主義になりすぎると、覚えられない自分に嫌気がさして、勉強がとても苦痛になってしまいます。
1回で100%を目指すのではなく、初めは60%でも良いので何度も繰り返すという気落ちで挑むことが大切です。

 

3.テストは欠かさない

コアプラスは、インプットとアウトプットの両方を行うことのできる教材ではあります。

しかし、ただなんとなく進めていくよりは、

「今はインプット」「これから、このページをテストする」というようにメリハリをつけて進めていくことをオススメします。

例えば、1日に5ページを読みながら3周します。
次の日には、新しく5ページ進めることと同時に、前日の範囲をノートにテストする。という進め方です。
普段は1問毎に回答を見ますが、テストの時は1ページ終わってからまる付けをします。

目的は間違えた問題が印象に残るようにするためです。

コアプラスは手軽に進められ事がメリットですが、一問一答を手軽に進めているだけでは、間違えた問題を軽く流してしまいます。

すると、ミスが印象に残らず同じミスを繰り返してしまいます。

それを防ぐためにも、テストをする時間をしっかりと設けてほしいです。

また、間違えた問題を記録していくと、振り返って学習することができるので、記録を取ることが必須です。

 

4.どこから始めても良い

教材は前から進める事が一般的ですが、そこにはこだわらなくて良いです。

最終的に1冊をしっかりとやり切れば良いので、初めのうちは得意な分野や好きな範囲をやっていければ良いです。

初めから、順番通りやる事にこだわり進みが遅くなるのであれば、得意なところからどんどん進めていきましょう。

 

5.綺麗に使わない

教材は綺麗に使う必要はありません。
むしろ暗記系の教材であれば、綺麗に使うことは禁止です。

先ほども書きましたが、コアプラスでは問題文も重要です。

問題文にある重要単語は下線を引くなど目立たせる工夫も有効です。

間違えたところには、印をつけたり付箋を貼って一眼で分かるようにします。
反対に、もう覚えた自信がある部分にも印をつけて普段は飛ばしてしまいます。

過去問を解いて、コアプラスに出ていない単語が出たら空白に自分で問題を書き込んでも良いです。

必要だと思う特徴などがあれば、問題に追加で書き込めば良いのです。

そうやって、自分で工夫して書き込んでいくと、直前期などの復習がとても楽になります。

教材はどんどん汚して、オリジナルな教材を作ってしまいましょう。

繰り返しになりますが、勉強法は人それぞれなので試行錯誤して、自分なりの勉強法を見つける事が大切です。

そのヒントになれば嬉しいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*