[注意]塾選びに失敗しない方法5選[気をつけるポイントも解説]

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教室の様子塾選びに失敗しなたくない方へ向けた記事になってます。

『中学受験をする事になったけど、塾選びに迷っている』
『今の塾から転塾を考えているけど、もう塾選びに失敗したくない』
『塾って、何を基準に選べばいいのか分からない』

そんな方はこの記事を読むと、

塾を選ぶときにチェックするポイントが分かり、塾選びに失敗しにくくなります。

結論を言います。

「塾選びにおいて、全ての人に当てはまる正解はありません」

塾を基準に選ぶのではなく、子どもを中心に考えていくことが必要です。

つまり、塾選びでは子どもの数だけ”正解”があるということです。

しかし、最低限このポイントだけは意識して欲しいという点をまとめました。

捕捉:記事の信頼性

簡単な自己紹介です。

大学時代から教育や塾業界と関わり、中学、高校の教員免許を持っています。

現在は中学受験の塾で働いていて、講師歴は6年目になります。

多くの生徒や保護者の方と関わってきた経験に基づいて記事を書こうと思います。

本記事の内容

  • 塾選びのポイント5つを解説
  • 気をつけるべきポイント3つを解説
  • まとめ

 

・塾選びのポイント5つを解説

 

①カリキュラムは子どもと合っているか

塾選びにおいて、最も重視して欲しい点がこれです。

どれだけ評判が良い塾でも、子どもとの相性が悪ければ意味がありません。

例えば、SAPIXは効率よく学ぶことが重視され、同じ内容を授業で繰り返し扱うことは少ないです。

一度の授業で完璧な理解が求められるため、地道に繰り返し努力して成長してくタイプの生徒には合わないケースもあります。

逆に何度も基礎を繰り返す塾よりも、どんどん問題を解いていく方が好きな子どももいます。

これは優劣の問題ではなく、相性の問題です。

大手の塾に入れたから一安心するのでは無く、

あくまで志望校合格の為に一番成長できる環境はどこか?を子ども目線から考えることが大切です。

 

②教室の雰囲気や環境は子どもと合っているか

 

意外に見落としがちなのが、塾の雰囲気です。

塾は勉強をしにいくところなので、休み時間の様子などは特に気にしない家庭もあると思います。

しかし、中学受験では講習期間中や直前期などには何時間も長い間塾で過ごす事になります。

小学生はやはり敏感なので勉強以外の面で大きなストレスを溜めてしまうこともよくあるケースです。

実際に私がお話を聞いたご家庭の中にも、塾の雰囲気が合わずに新しい塾を探しているというケースは多いです。

塾の雰囲気など、入塾してからわかることも多いですが、出来るだけ情報は集めておくことが必要です。

その為にオススメのは無料体験を受けてみる事です。

色々な塾の体験を受けてみると、授業以外にも塾の雰囲気なども分かるようになると思います。

積極的にそういったサービスは利用することをお勧めします。

 

③授業以外のサポートがあるかどうか

 

中学受験では、「授業以外の時間にどれだけ集中して勉強できるか」が合否を分けるポイントになります。

子ども自ら、目的意識をしっかりと持って勉強できれば理想ですが、難しい場合も多いです。

そんな状況でも、塾では集中して自習出来るというのはとても大切なことです。

  • 授業以外で自習室は使えるのか?
  • 自習を指導・サポートしてくれる人はいるのか?
  • テスト前など塾が混んでしまい、自習出来なくならないか?

これらの点は是非しっかりと調べてください。

特に最後の点など、一番必要な時に塾からサポートが受けられず、その時に焦っても手遅れになってしまうので、慎重な塾選びが必要です。

 

④家庭でどれだけ勉強を見る必要があるか

 

中学受験では家庭学習が大切。

これはよく言われる事です。

しかし、実際問題子どもの学習に割ける時間は決まっていますよね。

完全につきっきりで塾の課題をサポートしていくのにも限界があると思います。

課題の出ない塾や、課題のチェックが少ない塾だと家庭学習を保護者が管理しなくてはいけなくなります。

逆に、しっかりと課題を出し、家庭学習を塾が管理してくれると家庭の負担はとても軽くなります。

子どもの勉強を手伝う場合にも「何をやるのか」が明確になっているためサポートしやすいです。

そんな塾を選べた方が、ストレス少なく受験に向かう事ができます。

 

⑤オンラインには対応しているか

 

コロナの流行を通じて、当たり前に行われていた事が出来なくなるケースが多いです。

その一つが対面授業です。

対面でどれだけ価値のある授業が出来る塾でも、緊急事態宣言等で授業ができなくなった際に

全く学習が止まってしまっては、受験においては命取りになりかねません。

例え、オンラインでの授業ができても”その場しのぎのオンライン授業”では、普段のクオリティーに遠く及ばない授業になってしまうでしょう。

これからの塾選びでは、「対面での授業が出来ない場合にはどうしますか?」という質問をすることが必須になるかもしれません。

いざと言うときに、受験直前だとしてもオンラインで質の高い授業が受けられる塾が理想的です。

 

・気をつけるべきポイント3つを解説

①塾は校舎毎にみる

 

多くの塾は、1つの教室では無く全国様々な場所に教室を開いています。

そして、それぞれの教室に責任者がいます。

共通のルールやカリキュラムで進んでいる塾でも、教室が変わり教室長が違えば
教室の雰囲気や良し悪しにも違いが出てくるのは事実です。

自宅から通いやすいことは、大切な条件ですが、一般的な評判を鵜呑みにして塾を選ぶと

実際に通塾する教室は”ハズレ”だった。ということも起こり得ます。

通塾する教室の情報をしっかりと調べることが必要になってきます。

基本的には、直接教室に連絡をとり、合格率等を聞いてみるのが手っ取り早いと思います。

教室毎の、合格実績や雰囲気が知れると塾選びに失敗しづらくなります。

 

②対応してくれる講師と実際に授業をする講師は別

 

この記事の前半でもお勧めしましたが、無料体験にも注意が必要な事があります。

それは、入塾時に対応してくれる講師と実際に授業を担当する講師が別の人であるケースが存在するからです。

規模の多い教室だと、入塾時に対応してくれる教室長や優秀な講師とは
ほとんど関わる機会がない。なんてケースもあります。

大手の塾では、講師陣はアルバイトの学生というケースも多いです。

アルバイトの学生の授業にもメリットはありますが、長期的な関わりなどを考えると正社員の講師の方が優っている部分もあるのかなと思います。

正社員・アルバイト講師には、一長一短があると思うので、しっかり比較して選ぶ事が大切です。

 

③料金体系は明確か

 

中学受験に関わらず、塾に通い続けるには経済的な負担が大きいと思います。

その上で、不明瞭な料金体制だと不信感がとてもありますよね。

講習の度に特別費用として、とても高額な値段が請求されるケースも少なくありません。

通常授業と講習での料金に差があることは仕方ないと思いますが、予想外に高額だと困ってしまいます。

入塾の際に、1年間の料金の概算を尋ねてみてください。

これで経済的に安心して通い続ける事ができるようになります。

 

・まとめ

 

結論をもう一度書かせていただきます。

塾選びにもっとも大切なことは、子どもの目線で塾を選ぶことです。

塾の実績も大切ですが、子どもとの相性が一番大切です。

そのことを意識しながら、情報収集をして後悔のない塾選びをしてください。

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