勉強をしなきゃいけないけど、やる気が起きない
目標を立てても達成できない
正しい目標の立て方がわからない
上記のような悩みがある方へ向けた記事になっています。
この記事を読むと、正しい目標設定の方法が分かり
自分の望む成果を手に入れる可能性がグンと高まります。
内容は以下の通りです。
- 目標設定について
- 準備編
- 実行編
- 振り返り編
- まとめ
- 捕捉:記事の信頼性
簡単な自己紹介です。
中学校社会科・高校日本史の教員免許を持っています。
大学時代から、学習ボランティアや塾講師として教育に携わってきました。
現在は中学受験の塾で働いていて、講師歴は7年目になります。
勉強が苦手な生徒に特化した塾で、勉強のモチベーションを高めることに定評があります(現在空きコマ待ちの状況です)
大学受験の際には、部活動を引退した8月から勉強を始めて、偏差値20以上のUPを経験してるので、これからの方法に一応説得力はあるのかなと思います。
ストレス解消方法はこちらをチェック→[受験生必見]短時間で手軽にできるストレス解消方法7選を解説
目標設定について
目標を設定し、勉強や仕事に取り組んでいくという流れは多くの人が行なっていると思います。
しかし、満足するような成果をあげられている人はごく僅かかも知れません。
そもそも目標設定~実行という流れの中に、大きな誤解があると思います。
それは、目標を達成するのに大切なのはやる気であるということです。多くの人は目標が達成できないことを、精神的な問題だと捉えているのです。
しかし、私は「目標設定はスキルである」と考えています。
この記事を読むことで、多くの方に正しい目標設定のスキルを手に入れてもらえると嬉しいです。
準備編
この部分が最も大切なパートになります。
というか、ほぼこの部分で成功か失敗かが決まります。
何度も繰り返し読み返してください。
自分の特性を知る
まず、みなさんは自分の目標設定の癖を知っていますか?
普段、ほとんど意識しないと思いますが目標の立て方には、人それぞれの癖や特徴があります。
そのことに自覚的になる必要があります。
例えば、毎回大きすぎる目標を立ててしまう人がいる一方で、
確実に達成可能な小さな目標しか立てない人もいるはずです。
勘違いしていただきたくないのが、これらの特徴自体に優劣はないということです。
それぞれの目標には、メリットとデメリットがあります。
大きすぎる目標を立ててしまいがちな人も、大きな目標を目指すことで結果的に達成できなくても
勉強がはかどるケースもあります。
ただ、達成できずに勉強のやる気が落ちてしまうのであれば、目標の立て方を見直さなくてはいけません。
まずは何も考えずに、目標を立ててみてください。
それを実際に取り組んでみて、
自分の目標が大きいのか小さいのかを考えてください。
また、自分が目標を決めるときにワクワクするタイプなのか、目標を実際に達成した時が一番嬉しいタイプなのかの違いも重要です。
目標を決めるベストなタイミングとは
次に目標を立てるタイミングを考えてみます。
例えば受験の場合、志望校などの目標を決めることがスタートになるかも知れません。
しかし、それだけでは普段の勉強に活かせません。
やはり、一日ごとに勉強量などの目標を立てていきたいところです。
1日の目標を立てるベストなタイミングは、前日の夜です。
当日の朝に目標を立てる人もいるかも知れませんが、夜がベストな理由は2つです。
1.気持ちのスイッチを切り替える
皆さんは夜に、その日の出来事を何度も思い出して眠れなくなったことはありませんか?
ベットに入る前に、気持ちのスイッチを切り替えることはとても大切なことです。
翌日の目標を立てることは、スイッチの切り替えの役割があります。
まずはその日の振り返りを行います。この時に良かったことも悪かったことも紙に書き出し、気持ちの整理をします。
頭の中で考えるだけでなく、しっかりを紙に書くことが大切です。
これは目標設定とは離れてしまいますが、気持ちは紙に書き出すことで整理できます。
実際に精神医学の現場でも取り組まれている方法らしく、紙に書くということの効果は絶大です。
こちらの本に詳しく書いてあるので、気になった方はチェックしてみてください。
こうして、その日の感情に区切りをつけたら
翌日の目標とスケジュールを立てます。
そうすることで同じことを何度も考えて眠れなくなることが減るはずです。
2.朝の時間を有効活用できる
朝は1日の中で脳が最も元気な時間帯になります。
その時間帯に、いち早く勉強や作業に取り組めた方が効率が良くなります。
せっかくの朝に、目標を決めることから始めるのではなく
前日の夜に目標を立て、すぐに見返してスタートできる状態が理想となります。
目標は紙に書く
携帯やパソコンなど、1日のスケジュールや目標を管理できるツールは様々です。
ただ1日の目標やタスクを管理するためには、紙に書くことが良いのではないかと思っています。
書くことは非常に大切な作業であること、
何度も書き加えたり、完了した作業に印を付けやすいことが理由です。
また、目標やスケジュールを見返すときに携帯を開ける必要があると、
そのタイミングが勉強の妨げになる可能性があります。
次にやる事を確認しようとしたら、ついSNSを見てしまって、時間が立ってしまった
なんてことを防ぐためにも、紙に書いて持ち歩くことがベストだと考えています。
ただ様々な方法は一長一短なので、自分にあったやり方を見つけることが重要です。
自分の行動を目標にする
目標を設定するときに、「◯◯に勝つ」など相手のいる目標を立てることがあるかも知れません。
これはオススメできません。
なぜかと言うと、自分でコントロール出来ない要素があるからです。
目標設定には、自分で達成可能なものにするべきです。自分がどれだけ頑張っても、相手が100点をとってしまうと
勝つことはできません。それでは、いくら努力しても達成不可能な目標となってしまいます。
この問題が出来るようになる、
参考書を5ページ進めるなど、自分の行動次第で達成可能な目標を作るべきです。
初めの行動を目標とする
どうしても勉強のやる気が出ない場合には、とても小さな目標を立てることから始めます。
例えば、参考書を5ページ進めるではなく、
9時に参考書を開く、という目標に変えるのです。
それが出来たら5分間取り組んでみる、という目標を作ります。
何事もスタートが一番大きなハードルになります。
スタートを限りなく簡単にすることで、勉強を進めていくことが出来ます。
目標設定とともに時間配分を決める
皆さんの目標には、期限や所要時間が書かれていますか?
「期限の無い目標はただの夢である」という言葉もあります。
目標には必ず、期限と所要時間を書き入れましょう。
初めのうちは所要時間の見当がつかないと思います。
人は1つのタスクにかかる時間を短めに見積もってしまうようです。
所要時間を計画し、実際にかかった時間を測ることで
見積もりの精度も上がっていきます。
隙間時間にやる事も決めておく
隙間時間が大切であると、聞いたことがある人は多いと思います。
ただ隙間時間を有効活用するためにも、準備が大切です。
1日のスケジュールとは別に、隙間時間にやることを決めておくのです。
英単語や歴史の用語など、暗記系の科目がオススメです。今日の隙間時間で、江戸時代を覚えるなど事前に決めておきましょう。
急に15分の待ち時間ができたとき、何をするか迷っている時間はもったいないです。
その短い時間でも、やるべきことにすぐに取り組める状態が理想です。
実行編
正直、これまでの計画を上手く立てられたら
実行はそこまで難しくありません。
毎日、100%できることはないと思いますが
それでも繰り返していけば良いです。
自分が意識していることを2つだけ取り上げます。
何度も見返す
目標は1日に何度も見返します。
その日の目標やスケジュールだけでなく、志望校など大きな目標も最低1日1回は読み返すようにしています。
ゴールを明確にすることで、今本当にやるべきことをやる力が湧いてきます。
何度も読み返す習慣をつけることで、自然と目標に見合った行動を取るようになります。
達成したものには印をつける
達成した目標や完了した作業には、赤で線を引いています。
小さな目標でも、成功体験とすることで大きな目標を達成する力となります。
出来たことはしっかりと認め、自分を褒めてあげてください。
振り返り編
せっかく立てた目標も、振り返らなければ無駄になってしまいます。
しっかりと次に活かすことが重要になります。
目標設定の仕方を振り返る
目標やスケジュールが達成されたかどうか、という点が一番に気になると思います。
しかし、最も重要なのはそこではありません。
そもそも目標設定は正しかったのかが大切です。
自分の想定していた所要時間は適切だったのか、
なぜ目標が達成できたのか、出来なかったのか
明日の目標設定には何が必要なのか、
こうやって目標設定自体を振り返ることで、目標を立てるスキルが向上していきます。
すると勉強のやる気が出なくても、目標に近づいていくことが出来ます。
まとめ
目標設定はスキルの1つということで、
目標の設定方法を考えてみました。
日々の小さな目標から、大きな目標まで応用できる部分はあると思うので、これを読み終わったらすぐに取り組んでみて下さい。
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